【ろうやぼう】あらすじ全話と結末や登場人物も徹底解説!

ろうやぼう

中国で社会現象を巻き起こした歴史ドラマ「琅琊榜(ろうやぼう)」。その壮大な物語の、ろうやぼうのあらすじを全話知りたいと思っていませんか。緻密に練られたストーリーは一度観始めると止まらない魅力にあふれています。

本記事では、このドラマが全何話で構成され、中国でどんなところが受けたのか、その見どころなどを詳しく解説します。また、ミステリアスなタイトルの、ろうやぼうはどういう意味なのかという疑問にもお答えします。さらに、複雑な人間関係を彩る登場人物と配役、物語の最大の謎である梅長蘇の正体は誰なのか、そして多くのファンを魅了した少年護衛・飛流のその後についても深く掘り下げていきます。

この記事を読めば、ろうやぼうのあらすじ全話の概要から、対象年齢層も踏まえた作品の全体像まで、あなたの知りたい情報がすべて明らかになります。

この記事を読むことで、以下の内容が明確になります。

この記事でわかること
  • ドラマの基本設定と中国で歴史的大ヒットを遂げた理由
  • 物語を動かす主要な登場人物たちの関係性と配役
  • 序盤から最終回までの壮大な物語の全貌と結末
  • タイトルに込められた意味や物語の核心をなす謎の答え

琅琊榜公式

目次

ろうやぼうのあらすじを全話知りたいあなたへ

この章のポイント

  • タイトルのろうやぼうはどういう意味?
  • 中国でどんなところが受けたの?
  • 壮大な物語の見どころを紹介
  • 主要な登場人物と豪華な配役
  • ドラマは全何話で構成されてる?

タイトルのろうやぼうはどういう意味?

ドラマのタイトルである「琅琊榜(ろうやぼう)」が何を指しているのか、気になっている方も多いのではないでしょうか。これは物語の根幹に関わる非常に重要なキーワードです。

琅琊榜とは、作中に登場する謎の情報組織「琅琊閣(ろうやかく)」が毎年発表する様々な分野のランキングリストの総称を指します。例えば、「天下十大達人」「天下十大富豪」「天下十大美人」といった格付けがあり、その正確さから天下に絶大な影響力を持っています。

物語の冒頭、帝位を争う皇太子と誉王は、この琅琊閣から「麒麟の才子を得る者、天下を得る」という助言を得ます。この「麒麟の才子」こそが、琅琊榜の「十大公子榜(公子ランキング)」で第一位にランク付けされた主人公・梅長蘇なのです。

したがって、「琅琊榜」というタイトルは、単なるランキングリストを意味するだけではありません。天下の情勢を左右するほどの価値を持つ情報、そしてその情報を巡って繰り広げられる人々の野心や策略を象徴していると考えられます。主人公がそのランキングの筆頭にいるという設定が、壮大な物語の幕開けを告げているのです。

中国でどんなところが受けたの?

「琅琊榜」がなぜこれほどまでに中国で熱狂的に受け入れられ、社会現象とまで言われる大ヒット作になったのでしょうか。その理由は、いくつかの要素に集約できます。

まず、圧倒的なストーリーの緻密さが挙げられます。本作は単なる復讐劇ではなく、宮廷内の権力闘争、男たちの間の熱い友情と絆、そして切ない愛が複雑に絡み合っています。全編にわたって張り巡らされた伏線が、物語が進むにつれて次々と回収されていく様は圧巻で、視聴者を一瞬たりとも飽きさせませんでした。

次に、キャラクターの魅力が深く描かれている点も大きな要因です。主人公・梅長蘇のカリスマ性はもちろん、彼を支える靖王や蒙摯、そして敵役でさえも人間的な深みを持って描かれています。彼らが織りなす人間ドラマに感情移入する視聴者が続出し、「琅琊榜ロス」という言葉が生まれるほどでした。

これらの魅力を裏付けるように、本作は数々の輝かしい実績を残しています。

インターネットでの総視聴回数は60億回を超え、中国版エミー賞と称される「国劇盛典」では、2015年に「最も影響力を持つドラマ」や「最優秀男優賞」を含む最多10冠を達成しました。このような圧倒的な評価が、本作が単なる人気ドラマにとどまらない、まさに「神劇(神ドラマ)」と称される理由を物語っています。

イメージ画像(@あらすじらぼ)

壮大な物語の見どころを紹介

「琅琊榜」の魅力は多岐にわたりますが、特に注目すべき見どころを挙げると、物語への理解がより一層深まります。

静かなる知略戦で敵を追い詰める爽快感

本作の最大の見どころは、病弱な主人公・梅長蘇が、武力ではなく卓越した知略と謀略のみで強大な敵を追い詰めていく点にあります。派手なアクションシーンは護衛の飛流らに任せ、梅長蘇自身は静かに策を巡らせます。敵の二手三手先を読み、最小限の動きで最大の結果を生み出す彼の鮮やかな手腕は、観る者に知的な興奮と爽快感を与えてくれます。複雑に仕掛けられた罠が一つずつ発動していく展開から目が離せません。

登場人物たちの固い絆と葛藤に涙する人間ドラマ

復讐という重いテーマを背負いながらも、物語の核には登場人物たちの間の熱い「情」が存在します。亡き友と信義を貫こうとする靖王の愚直なまでの誠実さ、梅長蘇の正体を知りながら命がけで彼を守る蒙摯の友情、そしてかつての許嫁である霓凰郡主との切ない愛など、それぞれの関係性が丁寧に描かれています。特に、友情と大義の間で葛藤する登場人物たちの姿には、心を揺さぶられずにはいられません。

全編に張り巡らされた伏線の見事な回収

物語の序盤で何気なく登場した会話や小物が、後半の重要な局面で大きな意味を持つなど、全54話を通して無数の伏線が張り巡らされています。全てを見終わった後に、改めて最初から見返したくなるほど、その構成は緻密に計算されています。一つ一つのエピソードに無駄がなく、すべてがクライマックスの感動へと繋がっていくカタルシスは、本作ならではの体験と言えるでしょう。

主要な登場人物と豪華な配役

「琅琊榜」の重厚な物語を支えているのは、個性豊かな登場人物たちと、それを演じた実力派俳優陣です。ここでは、物語の中心となる人物と配役を紹介します。

スクロールできます
役名(読み)俳優名(読み)役柄紹介
梅長蘇(ばいちょうそ)胡歌(フー・ゴー)主人公。江左盟の宗主で「麒麟の才子」と称される天才謀士。その正体は12年前に壊滅させられた赤焔軍の将帥・林殊。
靖王(せいおう)王凱(ワン・カイ)皇帝の第七皇子。実直で軍功に優れるが、頑固さゆえに冷遇されている。梅長蘇(林殊)の無二の親友。
穆霓凰(ぼくげいおう)劉濤(リウ・タオ)梁の南方を守る女将軍。梅長蘇のかつての許嫁であり、彼の正体にいち早く気づき、陰ながら支え続ける。
誉王(よおう)黄維徳(ビクター・ホァン)皇帝の第五皇子。皇太子と激しく帝位を争う野心家。梅長蘇を自分の陣営に引き入れようと画策する。
蒙摯(もうし)陳龍(チェン・ロン)禁軍を束ねる大統領。梁で一番の武芸の達人。梅長蘇の正体を知る数少ない人物で、彼の復讐計画に全面的に協力する。
飛流(ひりゅう)呉磊(ウー・レイ)梅長蘇の護衛を務める少年。武術の腕は超一流だが、心に傷を負っており、梅長蘇にしか懐かない。

主人公の梅長蘇を演じた胡歌(フー・ゴー)は、本作でその人気を不動のものとしました。また、靖王を演じた王凱(ワン・カイ)や、飛流役の呉磊(ウー・レイ)も本作をきっかけに大ブレイクを果たしています。彼らの魂のこもった演技が、キャラクターに命を吹き込み、物語に圧倒的な深みを与えているのです。

ドラマは全何話で構成されてる?

「琅琊榜~麒麟の才子、風雲起こす~」は、全54話で構成されています。

1話あたりの放送時間は約45分ですので、総再生時間は約40.5時間となります。週末などを利用して一気に観るにはかなりの時間が必要ですが、1話ごとの密度が非常に高く、物語の展開が早いため、長さを感じさせません。

壮大なスケールの物語をじっくりと堪能するには、むしろこの話数が必要不可欠であったと言えます。数々の伏線とその回収、登場人物一人ひとりの心情の丁寧な描写など、全54話を通して描かれるからこそ、観終わった後に深い感動と満足感が得られるのです。

なお、視聴方法については、時期によって変動しますが、過去にはBS放送で放映されたほか、様々な動画配信サービス(VOD)で取り扱われています。視聴を検討される際は、最新の配信状況を確認することをおすすめします。これだけの長編ですので、ご自身のペースで計画的に視聴を進めるのが良いでしょう。

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ろうやぼうのあらすじを全話まとめて解説

この章のポイント

  • 主人公・梅長蘇の正体は誰なのか
  • 護衛の少年・飛流のその後は?
  • 対象年齢層は大人向け?男性・女性向け?
  • ネタバレ注意!あらすじ全話の結末

主人公・梅長蘇の正体は誰なのか

物語の最大の謎であり、全ての出来事の原動力となっているのが、主人公・梅長蘇の正体です。

前述の通り、彼の本当の姿は、12年前に謀反の罪を着せられて壊滅した赤焔軍の若き将帥・**林殊(りんしゅ)**です。林殊は、皇帝の甥であり、赤焔軍を率いる父・林燮と皇帝の妹である母・莅陽長公主の間に生まれました。将来を嘱望され、親友である靖王や許嫁の霓凰郡主と共に輝かしい未来を歩むはずでした。

しかし、奸臣の罠にはまり、赤焔軍は味方の軍に殲滅され、林一族も反逆者として断罪されます。林殊自身も激戦の末に崖から転落し、奇跡的に一命をとりとめますが、全身に「火寒の毒」という世にも稀な猛毒を負ってしまいました。

この毒によって、彼は骨を削り皮を剥ぐような壮絶な治療の末、声や容姿が全くの別人へと変わり果て、常に病に苦しむ虚弱な体となってしまいます。生き残った彼は、江湖の一大勢力「江左盟」の宗主・梅長蘇として生きることを選びます。そして、亡き父や7万の兵士、そして一族の名誉を回復し、全ての元凶である者たちに裁きを下すため、12年の時を経て梁の都・金陵に舞い戻ったのです。

護衛の少年・飛流のその後は?

梅長蘇に常に付き従い、その高い戦闘能力で彼を守る少年・飛流。彼の愛らしさと圧倒的な強さのギャップに魅了されたファンは少なくありません。物語の結末で梅長蘇が戦場に赴く際にも同行しており、その後の彼の運命を気にかける声が多く聞かれます。

「琅琊榜」の物語は梅長蘇の死を示唆して終わるため、飛流がその後どうなったのかは作中で明確には描かれていません。

しかし、続編である「琅琊榜<弐>~風雲来る長林軍~」の中に、彼のその後をうかがわせる場面が登場します。続編の時代、琅琊閣の主となっているのは、梅長蘇の親友であり主治医でもあった藺晨です。その藺晨が、庭で薬草を育てている飛流に声をかけるシーンがあり、二人が共に琅琊閣で穏やかに暮らしていることが示唆されています。

このことから、梅長蘇が亡くなった後、飛流は藺晨に引き取られ、琅琊山の自由な空気の中で健やかに成長していったと考えるのが自然でしょう。主を失った彼の心の傷は計り知れませんが、藺晨という新たな保護者のもとで安らぎを得られたと信じたいところです。公式な言及ではないものの、これが飛流のその後に関する最も有力な情報と言えます。

対象年齢層は大人向け?男性・女性向け?

「琅琊榜」はどの年齢層や性別をターゲットにしているのか、という点も気になるところです。

結論から言えば、本作の主な対象年齢層は間違いなく大人向けです。物語の根幹にあるのは、緻密に計算された宮廷の権力闘争や、登場人物たちの複雑な心理描写です。誰が味方で誰が敵なのか、言葉の裏に隠された真意は何かを読み解きながら観る必要があり、人生経験を重ねた大人の視聴者ほど、その奥深さを堪能できる構成になっています。子供向けの内容ではありません。

性別に関しては、男性・女性を問わず、幅広い層が楽しめる魅力を持っています。

男性の視聴者は、梅長蘇の鮮やかな戦略や、靖王との義兄弟のような固い絆、国を守るために戦う男たちの生き様に惹きつけられることが多いようです。まるで歴史小説やシミュレーションゲームのような知的な面白さがあります。

一方で女性の視聴者は、カリスマ性あふれる梅長蘇や実直な靖王といった魅力的なキャラクターに心を奪われる傾向があります。また、梅長蘇と霓凰郡主の、想い合いながらも結ばれることのない切ない恋愛模様も、物語の大きな魅力の一つです。

このように、男性も女性もそれぞれの視点で深く感情移入できる要素が散りばめられているため、性別を問わず多くの大人におすすめできる作品と言えます。

ネタバレ注意!あらすじ全話の結末

ここでは、「琅琊榜」の壮大な物語がどのように展開し、どのような結末を迎えるのか、あらすじの要点を解説します。重大なネタバレを含みますのでご注意ください。

イメージ画像(@あらすじらぼ)

序盤:麒麟の才子、都へ(1話~22話)

梁の都・金陵にやってきた梅長蘇は、帝位を争う皇太子と誉王の両陣営から誘いを受けつつも、どちらにも与せず、冷遇されている靖王を帝位に就けることを決意します。彼は巧みな策略で皇太子と誉王の有力な部下たちを次々と失脚させ、両者の勢力を削いでいきます。その過程で、かつての許嫁・霓凰郡主や禁軍大統領の蒙摯に正体を知られますが、彼らの協力を得て、着実に計画を進めていきます。

中盤:赤焔事案の真相と誉王の乱(23話~45話)

皇太子派の重鎮・謝玉を追い詰めた梅長蘇は、彼から12年前の赤焔事案の真相、つまり謝玉と懸鏡司の首尊・夏江が共謀して赤焔軍を罠に嵌めたという告白を引き出すことに成功します。これにより靖王は梅長蘇への信頼を完全にし、帝位を勝ち取る決意を固めます。一方、追い詰められた誉王は、自分が梁帝の実子ではなく、滅ぼされた滑族の王子であることを知り、復讐のために謀反を起こします。しかし、これも梅長蘇の計略の前に鎮圧され、誉王は自害。靖王が皇太子になる道が確実なものとなります。

終盤:悲願の達成と最後の戦い(46話~54話)

ついに皇太子となった靖王。梅長蘇は、彼の助けを得て、梁帝の誕生日の祝宴の席で、莅陽長公主に謝玉の告白文を公表させます。居並ぶ重臣たちも次々と再審を求め、追い詰められた梁帝はついに赤焔事案の再審を許可。これにより、祁王、林一族、そして7万の赤焔軍の汚名はそそがれ、梅長蘇の13年に及ぶ悲願は達成されました。全てを終え、穏やかな余生を送るはずでしたが、隣国・大渝が梁に侵攻。国難を前に、梅長蘇は薬によって一時的に体力を回復させ、林殊として最後の戦場へ赴くことを決意します。霓凰郡主と来世を誓い、靖王に見送られ、彼は故郷の北の地へと旅立っていきました。

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ろうやぼうあらすじ全話の要点まとめ

この記事で解説した「琅琊榜(ろうやぼう)」の重要なポイントを、最後に箇条書きでまとめます。

  • 「琅琊榜」は中国で社会現象を巻き起こした歴史ドラマ
  • タイトルの琅琊榜は作中のランキングリストの総称
  • 「麒麟の才子を得る者、天下を得る」という言葉が物語の発端
  • 緻密なストーリーと魅力的なキャラクターが高い評価を受けた
  • 中国版エミー賞で10冠を達成するなど数々の賞を獲得
  • 物語は全54話で構成される壮大な復讐劇
  • 主人公・梅長蘇の正体は12年前に死んだはずの将帥・林殊
  • 火寒の毒により容貌が変わり病弱な体となっている
  • 目的は濡れ衣を着せられた一族と軍の名誉回復
  • 親友である靖王を帝位に就けることで悲願を達成しようとする
  • 護衛の飛流は物語の後、続編で藺晨と暮らしていることが示唆される
  • 主な対象年齢層は複雑な人間ドラマを好む大人世代
  • 男性は知略戦や友情、女性はキャラクターや恋愛模様に惹きつけられる
  • 最終的に赤焔事案の再審は認められ梅長蘇の悲願は成就する
  • 平穏な余生を選ばず、最後は林殊として国を守るため戦場へ向かう
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